【ドラクエ5】【ビアンカフローラ論争】それでも、フローラを選ぶ理由はあるはずだ!

フローラを選ぶ理由が冷たいのでは?
RPGの名作ドラクエ5において、ビアンカフローラ論争は長く語り継がれている。冒険の中盤主人公は、幼馴染みであるビアンカか、令嬢のフローラ(DS版リメイクでは、フローラの姉デボラもえらぶことができるが)どちらかと結婚することができる。
私は、初プレイ時において、フローラを選んだが、幼少期のエピソードにおいて関係性が深く、ビアンカを選ぶほうが自然である、というビアンカ派の意見には賛同できる。
しかし、フローラを選ぶ人は心がないという発言には抗議したい。
・フローラと結婚すれば、義父のルドマンから水の羽衣、2000G(リメイク版では神秘の鎧、5000Gも追加)がもらえるから選んだ
・フローラは便利で強力な呪文、イオナズン、ベホイミを覚えるため、ビアンカより使いやすいキャラであるから選んだ
・そもそも、ビアンカを選んだ際には、天空の盾をルドマンから貰えるという保証はなく、教団への復讐に燃える主人公なら盾のためにフローラを選ぶはず
これらの意見は、ゲームを攻略する上では合理的であるが、主人公がフローラを愛していないように聞こえてしまう。ストーリーを紐解けば、主人公がフローラを好きになる可能性を読み取く。
1, 修道院、マリアとフローラの共通点
ドラクエ5において、登場するシスターは必ず良い人である。主人公の育った地、サンタローズのシスターは暖かく迎えてくれる存在である。
また、光の教団による辛い奴隷生活を抜け出すことが出来たのは、信仰深いマリアという女性を助けたことに起因する。
このことから、主人公のタイプは思慮深き女性であってもおかしくはないのだ。フローラには、修道院にて花嫁修業をしていた過去がある(リメイク版では、主人公が最初にたどり着き、マリアが洗礼を受けた海辺の修道院と同一となっている)ため、フローラが好みのタイプでもおかしくない。
2,主人公の結婚願望
主人公には結婚願望が芽生えたのではないかと考えられるイベントが二つある。
一つは、ルーラを習得し、ラインハットに訪問した時。このとき、親友ヘンリーが、マリアと結婚したことを知ったことだ。ヘンリーとは、長辛い辛い奴隷生活を共に耐えた仲であり、かなりショックだったことは想像に難くない。
二つ目は、ポートセルミの踊り子、クラリスとの会話である。夜に楽屋にて話しかけると…
「え?あたしが人気ですって?今はね…でも若いうちだけ。いつまでも続けられるお仕事じゃないし… ねえ……あたしと結婚してくれない?なーんてね……カンタンに決められたらいいんだけど……」
結構な爆弾発言を食らうのである。自分も身を固めなければと、結婚願望がフルマックスでもおかしくはないのだ。
3,主人公とフローラとの共通点
サラボナに初めてたどり着いた際、初めてフローラと対面したイベントを覚えているだろうか。
ルドマン家で買われている犬のリリアンが、主人公に懐いたことから、フローラとの面識が出来るイベントである。ここでフローラは、自分以外の人間に懐くのは初めてであると発言する。
ドラクエ5では、モンスターを仲間にするシステムがあり、主人公は動物との馴染みが深い。そのため、犬に懐かれているフローラにシンパシーを感じたのではないだろうか。
まとめ 天空の盾目当てではなく、最初から結婚に乗り気だった説。
これらの理由から、主人公はルドマン邸に訪問した理由として、天空の盾よりも、フローラに魅力を感じていた説を推していきたい。
もちろん、ビアンカ派であるならば、もともと主人公はフローラに興味は無く、天空の盾を求めた結果、なし崩し的にフローラ争奪戦に参加してしまった。というほうがしっくりくると思う。
だが、もしフローラを選ぶ理由を誰かに伝えるとするならば、「主人公がフローラに一目惚れした説」を広めていきたい。